「ああ、そうだ。


お前は俺のモノだ、誰にも渡さない」




しかし、私はあることに気が付いた。


私のココロとカラダは当麻のモノ。


だけど、まだ当麻のモノになっていないものがある。



「大変、大変!


私の全ては当麻のモノ!だからこれも当麻のモノだ!」



そう言って、私はキッチンに置かれていた包丁を手にした。



「何言ってるんだ、未来。


確かにその包丁は俺のものだけど...」