ドクン、と心臓が大きくはねる。




それまで、怖かったはずの当麻に対して、胸がときめく。




ああ、おまじないのせいか。


そう自覚はできても、胸のときめきをおさえることができない。




当麻は、私の手足にかけられた手錠を外してくれた。




「未来、これでお前は永遠に俺のモノだ」




そう言って、当麻は私を抱きしめる。




「当麻、大好き...」


「俺もだよ、未来」




私は、永遠に当麻のモノ...。


私の全ては、当麻のモノ...。