オマジナイ

「・・・まぁ、雪の言葉が心に響いたからかな」




私は適当に嘘をついた。


すぐにバレるかと思ったが、「そっかー!よかった、わかってくれて!」と、あっさり雪は騙されたようだ。




「それでおまじないの方法はね・・・」




雪の説明によると、おまじないの方法はこうだ。


まず、白い糸をと刃物を用意する。

刃物で左手の薬指を出血させ、白い糸を赤く染める。

赤くなった糸を左手の薬指に巻き付けて、一晩中意中の人のことを想う・・・。



「ほら」



と言って、雪は自分の左手の薬指を私に見せる。

そこにはかわいらしい水色の絆創膏が貼られていた。



「痛かった?」




私が聞くと、

「ちょっと痛かったけど・・・井上君と付き合えたから全然平気」


と雪は笑顔で答えた。