オマジナイ

「元木さんと何かあったんですね。

私に話してくれませんか?」



私は、黙って首を振った。



「元木さんと竹下先輩の問題ですから、それは仕方がありません…。


でも、あまり一人で抱え込まないでください。


元木さんが目を覚まさなかったときも、竹下先輩…毎日ずっと辛そうで……私にも当麻にも、全然相談してくれなくて…。


少しは、誰かを頼ってみてはどうですか?」




誰かを、頼る………。