オマジナイ

「おまじないは危険...でももう未来は戻れない。


もう、方法はひとつしかないんだよ。


3つ目のおまじない...『 好きな人が永遠に自分のモノになるおまじない』をかけるしか...」


「でも...。

それは...ダメ」


「どうして?

未来は林田が好きなんだよね?」



もちろん、林田のことは好きだ。



「だからこそ...林田の心を弄ぶようなこと、もうしたくない」


「でもね、未来...もう、おまじないしか方法はないんだよ」


「どうして、どうして雪はそんなことが言えるの!?

雪は、おまじないのせいでおかしくなった井上君に殺されかけたんだよ!?

それなのに、どうして私におまじないをしろなんて言うの!?」