オマジナイ

「元木のこと、さ...まだ心配なのはわかる。

だけど、俺は竹下には笑っていてほしいんだよ」


「林田...」


林田は私のこと、ちゃんと見てくれていたんだ...。

それなのに、私...。


林田を好きなったのは私。

おまじないをして林田と付き合えるようにして、誰にも奪われないようにしたのも私。


だけど、私よりも林田は、私のことをちゃんと見ていた。




そんな林田に対して、おまじないをかけふために嘘をついたり、林田の指を切りつけた私。



私、彼女失格だね...。