孤独少女~Kiss Me~

「はい。次、男子。誰でもえーんやで。俺はコイツを――…」



「俺がやります」



「……んじゃ。福山っつー事で」



…今の間は何だ?

明らかに、イラッとした顔したよね。

陸が話を遮ったから??

だとしたら、とんだガキや。

私は黒板のクラス委員のところに陸の名前を書き足し、他の委員や係の名前を書いて行く。

クラス委員じゃなきゃ、こうもとんとん拍子で進むとは、本当にみんな、クラス委員は嫌なのか。



「じゃ、相田はこれに記入してから帰る事。以上、帰ってえーで」



私はノートを有難く受け取り、帰って行くみんなを見送る。

これで満員電車を避けられる。



「ん?何や、帰らへんの?」



「待つ」


「えーよ、別に。私、どっちみち30分はみんなと時間ずらして帰りたいし、愛純も待ってるやろ」



「……まぁ、そうやけど」



何や、今日の陸はウジウジしてる。

お嬢様気質の愛純は、待たされる事が嫌い。

私は陸を帰し、時間を気にせずのんびり学級会ノートに委員と係を記入。



「おかしいな……」



やっぱ、おかしい。

今日の陸と相田は。