「――私が嫁じゃ不服なん?だいたい、私は見世物ちゃうんやけど。大人しいならストーカーみたいな真似せんと、“先生の家に行っても良いですか?”とか訊いてから来いや。まぁ断らせるけどな。それにこっちはただでさえグータラしてたこの人に腹立ててるのに、人の都合も考えんとホンマに今のガキはホンマにクソやな!元ちゃん!私はこのお腹やねんで!高いとこの飾りせな、いつまでも誕生日会が出来へんやろ!あんたらもさっさと帰りや!」



「「「はい……;;」」」



どこからかというか、リビングの窓から出て来たっぽい愛陽さんが、告白タイムをカットインして怒鳴った。

あまりの迫力に、女の子たちは素直に頷いて帰って行く。

まぁ、美人なのはわかっただろうけど。



「ヤベぇな」



「翔希も気を付けた方がえーよ;;」



「その時は、お前が追い返すやろ?」



「……ま、任せて;;」



と言っても、いつになる話やら。

今は自分で対処して貰わないと、助けられません。

その前に、翔希が自宅がバレるような事をするとは、思えないけどね。