孤独少女~Kiss Me~

母親は、気付いて居るだろうか。

今の私、前みたいに大食いじゃないって。

ブレザーのボタンを閉めるのに苦労してたのに、今では簡単に閉めれてしまうと。

…気付いてへんよな……。

家には寝に帰って来るようなものだもん。

サンドイッチを半分食べ、私は机へと向かう。

今、私の目標は、奨学金制度のある大学を目指す。

そして、お金になる仕事に就く事。

医者でも弁護士でも何でも良い。

ただ、母親がこんなにも働かずに済むようにしたい。

母親には私しか居ない。

私にも、家族は母親しか居ない。

守りたい。

助けたい。

支えてあげたい。

それしか、考えられない。

贅沢なんかしなくて良い。

母親と、笑って食卓を囲みたい。

私の小さな小さな願い。