孤独少女~Kiss Me~

「間違いない!千葉は正しい!」



「先生、可愛い俺に言うセリフちゃうわー。しまいには泣いてやんでー」



「泣けよ。今更、驚きも引きもせん」



「……そこ、真面目に言わんでくれ;;」



大人しくなった悠陽さん。

…あれ、相田……?

気付いたら相田の姿が、消えて居た。

話し込んでたからだ。

玄関の方に回って見ると、空き缶を灰皿代わりに煙草を吸って居た。

門の石垣に凭れてる相田は、私にまだ気付いてない。

正面に回り込むと、慌てず、でも煙草を空き缶に押し付けて揉み消した。

低い石垣の上に置かれた缶。

グッと引き寄せられる腰。



「今、寂しくないやろ」



「せやけど、相田とキスするなら、チャンスやと思って……」



腰に回る腕。

背中を這い上がる相田の右手にゾクゾクとし、首筋に指先が触れた瞬間、首を伏せた。

亀のように首を縮める為。

恥ずかしさを隠す為。



「――ンッ……」



何をいきなり恥ずかしくなったのか。

初めから深く深く口付けたというのに。