孤独少女~Kiss Me~

「それでも28回て;;喜多見、負けたも同然や;;」



「たまたまやろ」



そう言いながらも、静かに闘志を燃やしてるであろう喜多見は、何故か愛陽さんに縄跳びを渡した。



「妊婦にあかんやろ!」



「その前に縄跳び出来ん」



私が止めに入ると、喜多見が笑いを堪えて言う。



「いやいや、さすがに一重跳びは;;」



--バチ

…えっ?;;

--バチッ

…嘘やろ?;;



「真面目に跳んでます?」



私が訊くのを躊躇った事を、ストレートに訊ねた相田。

愛陽さんは赤い顔で頷き、悠陽さんが抱き締めた。



「生粋の運動音痴や。高校3年間、体育祭は補欠やったな」



「せやけど、バトミントンはした!」



「その場で動かなくて、ラケット振り回しただけやろ!」




「ラケットでシャトルポンポン出来るもん!」



「何年間の成果やった?」



「……1年;;」



「「さすが;;」」



何だかあまりの運動音痴ぶりが褒めたくなり、口にすると相田とハモってしまった。

私も運動は得意ってわけじゃない。

しかし、そこまでではない。