孤独少女~Kiss Me~

「それ、誰にも言ってないよね?」



「俺がバラしても、得する事ないやろ。まぁ、離婚については苗字が変わった事で噂になったけどな」



「やっと出来た父親は他人に戻るし、陸は取られるし、どうなってるんや……私の人生」



陸は、愛純ではなく、元は私の幼なじみ。

生まれた時からずっと一緒。

離れても、陸とはよく遊んだりしてたら、こっちに家を買う事になり、愛純を含めた3人で遊ぶようになった。

そしたら、まさかの愛純と陸が恋人関係になった。

今更、悲観してもしょうがないし、誰を恨むつもりもないけど、初恋って、叶わないものだ。

描く夢、全てが叶わない気になる。



「そんなん俺が知るわけないやろ。第一、福山に何かアクション起こした上での言葉なんか」



「んー……どうやろなぁ。どっか自信があって、何もしてなかったかも知れん。ケツが青いんよな私」



「素直になれんかっただけやろ。お前、自覚あるようでないから腹立つ」



「……何で相田が」



こいつ、人の話を聞いてくれる優しさあるのに、何か勝手で嫌。

何しに私が“腹立つ”とか言われなきゃいけないのか意味不明。