孤独少女~Kiss Me~

2人を見ながら、ドリンクバーにアイスコーヒーのおかわりしに行く。

ガムシロもミルクも入れず、席に戻ってグビグビ飲む私に対し、梢はオレンジジュースを未來君に取りに行かせた。



「梢って可愛いな?オレンジジュースとか」



「どうせ味覚ガキや。コブタちゃんはコーヒーばっかりやな?」



「ほっとけ、ガキヤンキー」



「褒めんなや(笑)」



「褒めてへん褒めてへん」



本気で調子に乗ってる梢に手を振りながら否定し、空いてる左手でスマホを操作。

≪相田 来た≫

スマホを使い熟せてない喜多見からのメール。

≪もうちょっとしたら帰るわ≫

高鳴った胸を無視して、喜多見には素っ気なく返信。

予定より早く来た相田。

しかし、嬉しいのには理由がある。

求めてるのに、あれからキスが出来てない。

無性に求めてるのに、チャンスがなかったのだ。




「そろそろ帰るわ。あんま長居すると、お邪魔やろーし」



「そんな事ないて。ま、それも愛李ちゃんらしさやけどな」



「ん。じゃ、今日もご馳走様」



「「気を付けて」」



深くは聞いてないけれど、大企業の坊ちゃんらしい未來君。

彼が居る時は未來君の奢りの為、お礼を言ってファミレスを出た。