「何それ。この際、急展開を迎えたんはどーでもえーわ!ただ、白井は許せへん!私が居ったらぶん殴っとった」
「いやいや、お前は確実に蹴りやろ。足癖ホンマ悪いでな」
「そんな事ないわ!」
「あるやろ。この立て膝止めろや」
「煩いわ。小姑か、自分」
新学期、初めての日曜日。
春休み以来、久々の梢とお出掛け日。
まぁ、今日は梢の彼氏の未來-ミライ-(17)君も一緒やけど。
年下で、オマケにヤンキー。
それでも彼にも信頼を寄せてる為、ここ数日の事を報告する事が出来た。
ただ、相田との事は言えなかった。
というか、言いたくなかった。
隠しておきたかったんだ。
2人だけの秘密にしたかった。
「愛李ちゃん、次から2人で会おうや。こいつ居ると、ちゃんと話聞いてやれんから」
「あー、それえーやん!て、冗談でもありえへんやろ。愛李は人の彼氏とは、やましい事なくてもそんな事するヤツちゃう。せやから、私も付き合えてんねん」
「だったら話ちゃんと聞いたれや。聞いてからキレろや」
「わかってるやし!せやけど、イラッとしてもーたんや!」
学校でのクールな梢とは違い、頬をプクッと膨らませ、未來君に縋る梢は、何とも可愛い。

