孤独少女~Kiss Me~

私が掴む自分の腕を不思議そうに見てる相田。



「ほな喜多見、はよーに来てな」



「俺も職員室に行かせろや;;」



ツベコベ煩い相田を引っ張り、私は職員専用の駐車場へと行く。

だが、職員室に逃げようとする相田。



「じゃ、ここで待ってるわ」



「……しゃーねぇな」



職員専用の通用口に腰を降ろし、逃げないようにマーク。

諦めたらしい相田は、鞄を持って来るなり、どこかへ行く。



「何!相田、バイクなの?」



「あかんのか」



「逃げんように、私も乗るわ」



「……あり得ねぇー……」



明らかに嫌そうな顔をする相田を無視し、私はバイクへと跨がる。

スクールバックをリュックのように背負うと、ヘルメットを被らされる。



「ちゃんとついて来るんやで」



「あー……はい」



喜多見が何も突っ込まなかった為か、相田は面倒くさそうに自身もヘルメットを被り、先を行く喜多見の車を追い掛ける。



「――…ッ!!?」



グッと引っ張られた腕。

相田の背中に密着。

バイクって、自転車の2人乗りと違って、危険信号が働く。

危ないから、相田は私をちゃんと掴まらせただけ。

なのに、何でこんなにドキドキするん……?