孤独少女~Kiss Me~

「喜多見ー!ヘルプミー!」



「韻を踏まへんと、やる事やって帰れて。見回り終わらんやろ」



「可愛い生徒より、そんなに奥さんに会いたいんやー?」



「当たり前やろ」



「ハッ!ロリコン、ゾッコン、はよ帰れ!」



「シバクゾ、てめぇ;;」



私の冗談を、冗談として受け止めつつも、苛立ちを堪えてる喜多見。

そして、「似てやがる」とブツブツ言い出す。



「何が」



「お前のその口、俺の嫁にそっくり」



「ときめくなよ、喜多見」



「何様や;;」



「千葉愛李様」



私はそう言って、鞄を手に立ち上がる。

これ以上は騒ぐ元気というか、勇気はない。



「お前、どうせ帰っても1人やろ。会わせたろうか?俺の嫁」



「え……?」



そんな事して、えーんやろうか。

でも、理事長は喜多見の義祖父。

何とでもなるわな!



「よし!ほな、行こうか」



「あ?俺もかよ」



…あんた、私の担任やろ?

帰りに送る義務があるのでは?