無糖バニラ

び、びっくりした……。

仁奈はいつもマイペースに笑っていることが多かったから。


「好きだったら何してもいいわけじゃないでしょ。そもそもそんな女、芦沢くんが選ぶわけないのに。このはたちが一緒にいれなくなるなんて、変!両想いのくせに」

「仁奈……」

「中学の時はまだ助かったかもしれないけど、このはが芦沢くんといれば、同じことをする奴はこの先また現れる。
だから、そうなる前にわざとあいつを怒らせたの。絶対手出してくると思ったから。皆の前でやれば、「好きな男を取られたくないからって、お前らがやってることはおかしい」って思い知らせられるでしょ」

「え……」


そんな力技な……。

というか、それ、あたしのために?