「内海は、俺が運ぶよ」
小嶋くんが、翼の代わりにあたしを抱えようとしたけれど、触れる寸前でかわして、
「このはは俺が連れていくから」
揺るぎない意思を見せ、人ひとりを持ち上げているとは思えないほどの軽やかさで歩みを進めた。
「ごめん小嶋くん、あたしの分も説明よろしくっ!」
仁奈はそう言い残し、あとを付いてきた。
名前……呼んだ。
しかも、小嶋くんの前で。
「痛いか?」
「ううん……、大丈夫……」
「嘘つくな」
「うそじゃないもん……」
本当に。
嘘じゃない。
痛みを忘れるほどに、今ドキドキしてる。
小嶋くんが、翼の代わりにあたしを抱えようとしたけれど、触れる寸前でかわして、
「このはは俺が連れていくから」
揺るぎない意思を見せ、人ひとりを持ち上げているとは思えないほどの軽やかさで歩みを進めた。
「ごめん小嶋くん、あたしの分も説明よろしくっ!」
仁奈はそう言い残し、あとを付いてきた。
名前……呼んだ。
しかも、小嶋くんの前で。
「痛いか?」
「ううん……、大丈夫……」
「嘘つくな」
「うそじゃないもん……」
本当に。
嘘じゃない。
痛みを忘れるほどに、今ドキドキしてる。



