言ったよ。
いや、言ったけどさ!
だからって、あたしの要求を素直に聞くような翼じゃないこともよく知っている。
なんでいきなり素直に……?
「あっ、芦沢くんだよ」
「やば、今日もかっこいい」
あたしたちが立ち止まって向かい合っていると、遠巻きに女子のひそひそ話が聞こえてきた。
そうだ、もう学校が近いから、同じ学校の生徒が増えてきたんだ。
「まさか、彼女出来たんじゃないよね?」
「いや、あれ幼なじみだってはなしだよ」
あれって言われた。
あの子たちはクラスメイトじゃないのに、あたしの存在を知っている。
噂が広がるのが早い。
さすが翼……。
とか、感心している場合じゃない。
こんな時に、痛くない傷跡をさわる癖は抜けそうにない。
いや、言ったけどさ!
だからって、あたしの要求を素直に聞くような翼じゃないこともよく知っている。
なんでいきなり素直に……?
「あっ、芦沢くんだよ」
「やば、今日もかっこいい」
あたしたちが立ち止まって向かい合っていると、遠巻きに女子のひそひそ話が聞こえてきた。
そうだ、もう学校が近いから、同じ学校の生徒が増えてきたんだ。
「まさか、彼女出来たんじゃないよね?」
「いや、あれ幼なじみだってはなしだよ」
あれって言われた。
あの子たちはクラスメイトじゃないのに、あたしの存在を知っている。
噂が広がるのが早い。
さすが翼……。
とか、感心している場合じゃない。
こんな時に、痛くない傷跡をさわる癖は抜けそうにない。



