学校から出ると、じわじわと太陽が容赦なく照りつけてきて、暑い。
「あー、やっぱ外は暑い。最近、夜まで暑くて辛くない?」
そう言いながら、小嶋くんは胸元のシャツを掴んで、パタパタと扇いで自分に風を送り始めた。
「本当に暑いね。日も長いし。早く秋にならないかな……」
「内海、ずっと長袖だからなんじゃない?半袖嫌いとか?」
「う、うん……。日焼けしないためなら暑いのも我慢しちゃうかなって……」
「女子は大変だねー」
去年までは、日焼け止めすら使わずに半袖で外を歩き回っていたあたしが、何を言ってるんだか……。
誤魔化して笑って、その場がなんとかなったことに一安心した。



