無糖バニラ

「どうしたの、内海。なんか怖い顔してるよ」

「っ!こ、小嶋くん……」


頬杖をついていた手が、ガクッと机から落ちて体制を崩した。

小嶋くんがクスクスと笑いながら、あたしの眉間を指差した。

シワ、寄ってたかな……。
恥ずかしい。

あたしは前髪を撫でて、眉間を隠した。


「気になる?翼」

「ううん、仁奈が……、翼を好きな女子って怖いことする人もいるから、なんか心配で……」

「怖いこと?内海も、何かされたことあんの?」

「え、あ……、えーと、……例え!例えばの話で!」

「そっかー、あんだけいっぱいいたら、確かに少しくらいいそうだよね」