「お前、さっきどこ行ってた?」
「え?」
遅刻して参加した5時間目の授業も終了して、ぐったりと机に突っ伏していたら、いつの間にか翼がそばにいた。
「さ、さっきって?」
上手く目を合わせられず、挙動不審気味に質問を返す。
「昼休み。いなかっただろ。お前の友達もずっと教室にいたし」
「あー、うん……。トイレ」
「ひとりで行けんのか?」
「女の子にそんなこと聞かなーい!もう……。翼、ずっとあたしのこと探してたの?」
話題を変えたくて、冗談交じりに笑ってみせると、
「このはが見える場所にいないと、落ち着かないんだよ」
そんな言葉に、あたしは頬が熱くなった。



