イーザ達は、 日が暗いうちに起きあがり、 奴隷箱の中で 烙印の痛みに耐え切れず死んだ、女子供を幾人か処理した後、 まだ生きている奴隷を、 大きな荷車に次々とぶち込んでいって 馬を北西へと走らせていった。 恐らく太陽が完全に昇る頃には、 「愉楽の断頭街」との異名を持つ マッダーラのテリトリーに入るだろう。 ここから場所は、かなり近いのだ。 荷車の中の奴隷の呻き声を、背中できき流しながら 方向を確認し、荒野を走っていく。 慣れたものだった。