「誘うのやめとこうか」 「そうだね」 私たちは、ゆっくりと ドアを閉めた。 あの雰囲気で、話しかけるのは ちょっと厳しかったよね。 それにしても、絵になってたな。 私と桃叶は、海に行くのを諦めて 部屋に戻った。 蓮叶と陵の部屋の隣に 私と桃叶の使う部屋がある。 「はぁー。 葵桜、夏休みの課題手つけた?」 桃叶は、ベッドに 寝転がりながら、私に聞く。 「数学と古文は 何ページかやったよ」 私は、ロッキングチェアに座る。