あぁなる予定じゃなかったのに。 私の思い違いで こんな結果を、招いてしまった。 本当、私ってバカ。 「俺ならそんな顔、させない」 「え…?」 「俺なら、葵桜に そんな悲しい表情、絶対させない。 いつも笑顔の葵桜でいれると思う」 恭也くんは、花火大会の時のような 真っ直ぐな目で、私を見つめる。 『寄り道するのも、いいと思うんだ』 今、屋上で聞いた桃叶の言葉が 頭に浮かんだ。 恭也くんなら…。 こんなに私のことを思ってくれてる。