「うわー、結構人いるね」 桃叶は、眩しそうに 手で日差しよけをして 目を細める。 別荘のすぐ近くに でっかいリゾートホテルがあって そこから来てると思われる人たちが たくさんいた。 「まぁ、大丈夫だろ」 「迷子になるなよ」 蓮叶と陵は、人混みの中を 先に歩いていく。 「早くしなきゃわかんなくなっちゃうよ!」 桃叶が、私の腕を引っ張って 歩き出した。