「ごめんってば」 私は、笑いながら謝る。 「ダメだな、心がこもってない」 蓮叶は、流木に 両手をつきながら、答える。 「厳しいやつー」 私は、頬を膨らます。 「なんか懐かしいな」 「そうだね」 2人で、海のほうを見る。 波打つ海は、あの時と何もわかってない。 ブーブー。 「あ、桃叶から電話だ。 もしもし?」 私のスマホに、桃叶から電話がかかってきた。