体勢を立て直そうと 吊革をもう1度掴もうとするけど なかなか届かない。 そんな状況で、また電車が揺れて 倒れる、と思い 目をつぶったけど、痛みはこない。 「あれ?」 思わず、声を出して 確認すると、私は誰かに両腕で 抱きかかえられていた。 そして、上を見ると 「大丈夫ですか?」 すごくかっこいい、同じ制服を着た 男の人が、立っていたから。