しばらくして。


ガラララララララーーーー


進藤先生が社会資料室の扉を開ける。

そこにいた、運動部の先輩方。


進藤先生が口を開く。

「はい、おまえらそこまでー。」


みんなの不思議そうな顔。

「この二人、たった今!部活に入部しましたー!」

「はぁ?!」
「何部ですか、先生!」
「嘘ですよねー?!」


「はい、これが証拠でーす。」

そういって、入部届をひらひら見せる先生。

「判子も俺が押しましたー。あとは校長だけでーす。
でも部活名言っちゃうと、お前らそこを脅しに行きかねないから、『部』の文字だけご覧下さーい。
はい、もう諦めて部活頑張ってねー」


えーっ、とか、まじかよ、とか言いながら引き上げていく先輩たち。