「………あーあ~。間違えちゃった〜。 俺の邪魔するから。」 先輩は、ふらふらと立ち上がる。 「伊紅ちゃん。反省した?」 先輩の手が、近づいてくる。 パシッ その手を、払いのける私。 「伊紅ちゃ…」 「触るなよ、きったないな」 私の話し方に、驚いた顔をする先輩。 「きった、ない……?」 「伊紅………?」 近くにいた麗も、不思議そうな顔をする。 「お前みたいな奴、きらい」 もう、足の痛みなんて、感じなかった。