「…そんな顔しないで。二人はいつも笑っててくれなくちゃ。私のヒーローみたいな存在なんだから!」

笑ってほしくて、一生懸命、言葉を繋いだ。

「「ヒーロー?」」

「うん。いつも周りを明るくしてくれるの。みんなの人気者で、何でも出来て…」


「私がいなくなっても、みんなを笑顔にしてくれる二人でいてね!…できれば、私も見てたかったけど。」

そう言うと。


「…っじゃあ!おまえが遠くに行っても!俺らのこと、思い出せるように、俺、テレビに出るげーのうじんになる!」

「はあ?何いってんのおまえ。ばかか」


もう一人が笑う。