騒ぎの声がする。 「?!」 「なんですかね?何か、騒がしくないですか?」 あるクラスで、神宮寺さんと昼飯を食べていた時だった。 嫌な予感が、する。 バン! 誰かが走ってきて、大声で知らせる。 「4階の空き教室で、ケンカだ!」 「ケンカ?」 「誰が?」 「うちの学校に不良なんていた?」 ざわざわと、教室がざわめく。 まさか。 「伊澄くん?!」 僕は、走りだした。