「………さて。それでは………。これは立派な、傷害事件ですね?元2年3組の皆さん。」 校長が言うと、 みんながビクッ………と体を強張らせる。 「校長先生」 「………櫻木さん。なんですか?」 「もう、殆ど2年前の話です。 耳はもう治らないし、慰謝料もいりません。 本当のことを、知ってもらえただけで、うれしいです。 それに私も、あの時にクラスの子に手を出しました。 もう、いいです」 これが、正直な気持ちだった。