こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!



「…………ほんとなの、伊紅………?」


聞き覚えのある声が、後ろから、聞こえた。


「!………………花ちゃん」

ガバッ!


と抱きついてきた花ちゃん。


「ごめんなさいっ!伊紅……っ!
わたし、私っ……!

なんで伊紅を信じなかったんだろう………!

気付けなくて、ごめんなさい!」


「は、………花ちゃん〜!」

涙が、どんどん溢れてくる。


「伊紅」

「……お父さん」


「……ごめん!伊紅!」

私は花ちゃんとお父さんに囲まれて、1年半ぶりに、泣いた。