こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!



連れて行かれたのは、私が通っていた中学校。



「………………なんで」

「いいから、来て」



私が連れて行かれたのは、職員室。


「失礼します」


ガラララーーーー


「……………!!」



そこにいたのは、

校長、教頭。

それに、2年の時の私の担任。


ーーーーー2年のときの、クラスメイト達。



「何、これ………………」


「伊紅」


そう言って、私を振り返る伊澄。


「これは、何?」


カサーー


伊澄が取り出したのは、診断証明書。


「あっ…………!」


私の右耳を見てもらった時にもらった紙。

捨てるに捨てられなくて、私の机の引き出しに入れっぱなしだった。


「これの日付は、中2のときの10月。

なんで、誰にも言わなかったの?」


「…………」


「クラスの子たちに、やられたんだよね?」

「ち、ちがう」



「おまえら、やったんでしょ?
正直に言ってよ」


伊澄は、容赦なく、だまってうつむくクラスメートたちに声をかける。