私たち4人は、すごく有名になった。
ちょっとした暴走族なら、いくつかとケンカして倒したりもした。
それくらい、私たちは強くなった。
伊澄には、去年の10月あたりから、会わないまま。
もう、仕方のないこと。
そう思っていた。
私が高校1年の、5月。
繁華街で、路地裏でケンカ相手を待つ私たちの前に現れた人。
「……………………伊澄」
「伊紅。今から来て」
私の手を引く、伊澄。
「ちょっ!手!お前誰だよ!伊紅をはなせっ!」
怒る冬弥。
「姉さん!」
桃も、臨戦態勢にはいる。
「おまえら。こいつ、伊紅の双子の弟。」
「「えっ」」
黙る二人。
「…………伊紅、借りるから」
「…………」
久しぶりの伊澄だったのと、伊澄の前と違う、クマだらけのやつれた顔に驚いて、
おとなしく伊澄に付いて行った。

