こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!


「ねえねえ、痛かったー?
具体的にどのへんが一番痛かったか知りたいんだけどぉー」

一番変わったのがコイツ、冬弥。中学3年。

ケンカに無理して参加しなくていいと言ったけど、こいつも護身用にテコンドーだかなんだったか習ってたらしく、強かった。

しかも、自分に自身を持ち始め、とんでもないドSに成長。

学校には行ってるけど、女の子たちをさんざんはべらかしているらしい。

男子は女子の鉄壁を有する冬弥には手も出せなくなったらしい。


でも。

「伊紅!ねえねえ、見てた?!僕!ちゃんと見てた?!」

「はいはい。すごくかっこよかったよ」

カアアッ………と赤くなる冬弥。

不思議なことに私にはドSにはならない。
あのときからかわいいまんま。