こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!



「普通に勉強分かるし。学校行く意味なんてないから。知ってることをわざわざ聞きに行くようなもんでしょ?」


と言うと。


「僕も、学校は、やだな」

ぽつりと、言う冬弥くん。


「勉強は好きだけど、周りの男が、俺のことからかうんだ。

ムカつく、気持ち悪い目って。」


それはこの子がイケメンなのを妬んでるんじゃ……?


「外国人とのクォーターだった母さんが、
俺を置いてどっか行っちゃったんだ。

俺は、血の繋がってない父さんに嫌われてて、家にいると追いだされるし、ご飯ももらえない。」


「…………なんか、すごいね」


「ホントだよ!もう僕、生きられる気がしない!」


可愛い顔を膨らませて、
大きな目にうるうると涙をためる冬弥くん。



かわいそう。

何とかしてあげたいな、って思った。