そこへ行って、うめくそいつから、棒を奪い取る。
「ふざけんな、櫻木!」
後ろから、先輩が倒れる前に先輩を抑えつけていた男子たちが私に殴りかかる。
「……」
まず、一人目。
そいつが拳を振ってきた懐に入り、みぞおちに、鋭い拳の突きを入れる。
二人目。
一人目がしゃがみこんだのを蹴って二人目につまづかせて、そいつの背中に回って床に向かって蹴り落とす。
三人目。
床に倒れた二人目を踏み台にして体制を整え、持っていた棒で、脇から強打する。
3人とも、わずかな間に床に崩れ落ちた。
「うっ……………うわああああああ!」
「キャアアアア!!!!」
一斉にみんなが叫びだす。
でも逆に、私の心は静かだった。
最初から、こうしていればよかった。
あんなに酷いことを平気な顔でやってたのに。
こんなに怖がるなんて、逆にすごいね。
ああ、もう、どうなってもいいや。

