こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!



2月。


私の耳のことが誰にもバレず、
そのあとも私は普通に登校したからか、


いじめはまだ、続いていた。



先輩は、受験の結果が出る頃だ。

誰かが、「侑李先輩、〇〇高校、受かったんだって!」と言っているのを、聞いた。



「……い。おい!櫻木!」

耳のせいか、あの日から、話しかけられても、すぐに気付けない。


「あ、手が滑ったー!」

女の子が、持っていたほうきを振る。



バシッ


私の肩に当たる。



(…………痛い。助けて、ー、ーーーー。)