こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!



その後私は、親にも誰にも気づかれないように、病院へ言った。



あのあと、血は止まったけれど。


右耳には何も、聞こえなくなった。






「………どうして、こうなったの?」

医者は、真面目な顔をして聞く。


「……………友達と、はしゃぎすぎてしまって、シンバルの音を耳元で聞いちゃったんです…。そうしたら耳から血が出たので、焦って耳にティッシュを詰め込んだんです」




「今、左耳を抑えて、右から声は聞こえる?」

「………………聞こえないです」



「怪我してから、どれぐらい経った?」

「昨日の12時ごろだったので、1日と5時間くらいです」



そう言うと。


「………はー。なんでそんな、バカなことをしちゃったかなぁ。」