こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!


 
なになになになに?!


急に何なの?!



あのあと、夏葉はと言うと。


「俺これから仕事だから」


そう言ってすぐに真顔に戻って去っていった。



勝手にも程があるだろ!



と一人でうんうん考えていたところに。



「櫻木さん?」


「?」


3年生の美人な女子が、立っていた。



「はい。なんでしょう?」


その人はにこっ、と笑って言った。



「ちょっと、手伝って欲しいんだけれど、
周りに頼める人いなくて……。


今、ひま?」


「はい、大丈夫ですけど……」

と言うと。


「よかったぁ!じゃあ、一緒に来てくれる?」

本当に嬉しそうに手を合わせている3年生。


「はい。わかりました」




ここで付いて行かなかったら、変わったのだろうか。


いや、きっといつかは、呼ばれる運命だったんだろう。