こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!



私への嫌がらせは、日に日に増していった。


女の子がぶつかってくることもあったし、
通り際に悪態つかれることも多かった。


………疲れる。




文化祭まであと3日の日。



「伊紅」








「うわっ!…………………何?!」


すぐ隣に、夏葉がいた。




「…疲れてるのか?」

「や、別に。ふつーだよ」 


と言うとふっ、と笑う夏葉。


「嘘だ。お前、嘘つくときに体の後ろで腕、組むんだよ。

昔から変わんねぇ」



「は………?」



そうなの?!



「……ははっ」


ぐしゃぐしゃと私の頭を、笑いながらかき回す夏葉。