こんな嘘みたいな恋愛あるわけない!


私のその、かすかな声に。



「………………伊紅」



こっちに気づく、累。



「え、伊紅ちゃんの知り合い?」

「まさか、彼氏?!」


「…っ、ごめん。先帰って!」


累が寄ってくる。


「………伊紅」

「とりあえず、ここ出よう」



そう言って、二人で学校から近い、人気のない公園へ連れて行った。