悪魔とヤンキーの夜恋祭




「待ってください」



彼が俺の方に近付いた。
今まで影の方に立っていて姿がよく見えなかったけど。月の光が彼に当たると、俺は心がドキッとした。


彼の目はキリッと灰色の目をしていて、サラサラな黒髪、スラッとした体でもしっかりしている。
俺よりも身長が高いのは当たり前だが、俺の族にいる奴らよりも少し高いかもしれない。



「何?」

何を聞かれるのかドキドキしていると、

「あなたは女ですか?」
「・・・はぁ?」

初対面でいきなりそれかよ!
いや確かに自分のこと俺って言ってるし、でも髪はロングだし!あ、でもロングにしてる奴もいる。胸はサラシで巻いてあるから。
も、元々ないけど・・・。
くそ!これが現実なんだ。