急に暗くなり、ステージに明かりが向けられた。
立っていたのはさっきいたサキとその親父さん。
やっぱ600歳に見えないわ。
「あー、今日は私の誕生日に来てくれてありがとう。1度やってみたくてな。人間界ではこういう会を開くらしいのだ。皆楽しんでいってくれ」
会場は笑いが起こった。
なんだ、普通じゃん。別に怖いことなんてないじゃんか。
俺は安心した。
奥に行こうと振り向いたら誰かにぶつかった。
「すまん、よく前を見てなかった」
その男性は驚いたような顔をしていた。
「あの・・・?」
「見つけた」
「は?」
見知らぬ男性。
片目は灰色の髪の毛でよく見えないが、でも見るからに怪しい人。
しかも見つけたってなんだ?
「あの、何か用ですか?」
「・・・最後の生き残り」
「最後の、生き残り・・・?」



