悪魔とヤンキーの夜恋祭





動け。術なんて無視して動けよ。

動け!!

心の中で叫んだとき、呪縛が取れたように手足を動かせれた。
あれ、案外普通に。
体を起こし、手を動かした。

早く彼を助けないと。
俺は近くにあった布で血が出ている所を抑えた。
大量に出てはなさそう。
だが苦しそうだ。
簡単に傷付けられるようなこいつじゃない。
それに掠れただけがこんなにも苦しそうだなんて。
毒が付いていた武器に掠ったのだろうか。