ずっと見てて気づいた。 サキの様子がおかしい。 どことなくフラフラしている。 汗もいっぱい出ている。 「お前汗いっぱい出てるぞ?着替えたらどうだ?あと、早く解いてくれ。動けない」 「そう、ですね。術を・・・。」 立ち上がった次の瞬間、膝から崩れ落ちて倒れてしまった。 俺は目を見開いた。 彼の脇腹から血が出ていた。 脇腹を手で抑え、呼吸を荒らしている。 「おい!しっかりしろ!」 動かせれない体。 くっそ、術さえなければ。 だけど彼の意識は・・・。