サキは携帯を取り出し、救急車を呼んだ。 俺は彗に近寄った。 周りは大量の血。 このまま放っておいたら間違いなく死だ。 傷口を俺は手で抑えた。 時間は止まってても、時を動かせばいっぱい出てくるはず。 「もうすぐ救急車は来ます。今すぐこの場から離れましょう」 「でも、彗が!皆が!」 「ここは人の手で救えさせるしかありません。それに、今のあなたの格好は間違いなく怪しまれます。早く離れましょう」 サキが俺の肩に触れた。 けど俺はその手を振り払った。