二人で頭を悩ませていると、
授業が始まった。



「……ん?牧田は」


「昼までいましたー」


そんな会話を聞いて少し自己嫌悪。


「具合悪いみたいで、保健室行きましたー」


「そうか、珍しいな。はい、じゃあ24ページ開けー」


これで、許してね!隼虎!


多分、屋上で落ち込んでるんだろう。




___


帰りのHRにも来なかった。


どうしよ。



「そんなに心配しなくても、相手男なんだから。」



「まあ、そうだけど………」